シグナルプレス|メールマガジン
配信日:
2026.2.15
Vol.
1
なぜ68%の顧客は消えるのか? 接触回数と合図の話

『68%』
何の数字だと思いますか?
これは顧客が離れる理由 を調査したあるデータが示す数字です。
第1位は何だと思いますか?
・サービスへの不満? ・価格が他社に負けている?
どちらもビジネスにおける最大の課題なので、日々そこを改善しようと必死に知恵を絞ってらっしゃると思います。
しかし、どちらも違います。
答えは
『忘れられたと感じる』です。
実はこれで68%の縁が切れているんです。専門的いうとPerceived Indifference(知覚された無関心/軽視)といいます。私は、この事実に直面したとき深く考えさせられました。
自己紹介

少しだけ自己紹介をさせてください。
私は大阪市内の中心にある靱公園の近くで、アトリエ シダーというデザイン事務所を運営しています。 普段は、企業や個人のお客様のビジネスを、言語化・視覚化するお手伝いをしています。 分かりやすくて、分かりにくい言い方をすれば “ブランディングの支援” をしています。 様々なビジネスに関わり、その情報発信において常に重要視しているのは『発信の継続性』です。 ブランディングを形にすること。 そして、その形を生きたものとして動かし続けること。 この両方が揃って初めて想いは届きます。 特に、この「灯し続けること」が一番難しく、そして一番大切なのです。
プロとしての「死角」
このように、私は多くのミーティングで「情報発信を継続することの重要性」を説いてきたのですが、ある時 鏡に映った自分自身の姿に気づくのです。
きっかけは、確定申告でした。
昨年の数字と向き合い、前年よりも芳しくない結果を目の当たりにしたとき、ハッと気づいたんです。
「そもそも、私自身が68%の原因で顧客を失っていたかも」 お客様の背中を押し続けていた私自身が、実は誰よりも「忘れのリスク」に無頓着でした。
その事実を数字が証明していました。
この現実に直面し、私は一つの決断をしました。
それが、このメールマガジンを始めることです。
記念すべき 第1回のテーマは、このメルマガのタイトルでもある「signal(シグナル、合図)」という言葉についてです。
情報発信は「放送」ではなく 「合図」

情報発信と聞くと、
多くの人に自分のビジネスが伝わることを意味し、群衆に向かって有名人が「福」を投げる “神社の豆まき” のようなものだと思っていませんか?
それは違います。
なぜなら、人々はあなたの情報を待っておらず、
あなたは豆をまく有名人でもないからです。
このように情報を不特定多数に発信することは「放送」と思ってください。
私たちはいつの間にか、この「放送」をしなければならないというプレッシャーに縛られ、非の打ち所がない情報を、正装して群衆に勢いよく投げつけようとしてしまいます。
そう考えているうちに、自分の中のハードルは上がり続け、気づけば豆を握ったまま舞台に上がることすらできなくなっていませんか?
しかし今必要なのは、そんな派手な振る舞いではありません。
ぜひこう想像してください。
あなたは鰻(うなぎ)屋さんです。

そして、鰻屋さんがやるべき重要なミッションがあります。
それは「匂いを外に出すこと」です。
どれほど秘伝のタレがあり、熟練の技術があっても、
店を閉め切り最高の空調設備を整え、匂いも立てずにいたのでは、街を歩くお腹が空いたビジネスマンにシグナルを送ることができません。
人は「最後は自分で決めたい」生き物です。
だからこそ、無理やり口に放り込むような「放送」ではなく、思わず足を止め てしまうような「合図(シグナル)」が必要なのです。
「今日もここで、美味しい鰻を焼いています」という匂いを外に漂わせ続けること。
内容が完璧であること以上に、そのリズムを絶やさないこと。
それが、いつか誰かが「鰻を食べたい」と思った瞬間に、自らの意志で のれん をくぐってもらうための唯一の目印になるのです。
最適なシグナルは、ビジネスによって異なります。
それは、事業内容、サービス、規模、商品、場所、時間、送りたい相手などが影響するからです。
このメールマガジンではそんなシグナルに関する戦略やツール、言語化・視覚化のヒント、最新情報などを発信していきたいと思います。
最後にこのメルマガをここまで読んでいただいたありがたい読者様に、1つのシグナルを送ります。