シグナルプレス|メールマガジン
配信日:
2026.6.25
Vol.
5
子どもをお風呂に入れるキラーワード

朝と夜の戦場
こんにちは、アトリエシダーの中江です。
前号に引き続き、子育てネタのつかみから始めます。
6歳になるウチの子は毎日のお風呂の時間や朝の着替えのたびに
「このテレビを見てから!」とか
「おもちゃで遊んでたい!」とぐずります。
このままでは寝不足になって可哀想だと思い、抱き上げて連れて行こうとすると
「無理やり動かさないで」
と言われます。
なんでやねん
ってなります。
このように、朝と夜は最高潮の子育てストレスを受けながら、日々を送っていました。
そんな戦場で
ふと、ある言葉を子供に掛けたところ、この問題に一筋の光が差しました。

お風呂へと子供を導く必殺技
前置きとして、私は教育の専門家じゃないので、これからご紹介する必殺技が子供の将来にどのような影響を与えるか分かりませんが、独断と偏見でお話しします。
さっそく、その必殺技をご紹介すると
「お風呂に行くのに何か手伝おうか?」
「学校の用意を何か手伝おうか?」
といった言葉です。
そういうと子供は
「大丈夫、自分で行きます」とか
「水筒を入れてほしい」など
具体的な意思を伝えた後、前向きな行動へと移りました。
この「何か手伝いましょうか」という声掛けは、使い出して1ヶ月になり ますが、絶大な効果を発揮しています。
ということで、
今回のテーマはこの「何か手伝いましょうか?」に焦点を当て、お話ししたいと思います。

よく聞く言葉が気になる
ここで別の切り口として
日本の「お店」で、お客様への最初の声掛けとしてよく使われるのは、
「料理の注文 はお決まりですか?」
「ご希望のサイズが無かったら言ってくださいね」
といった言葉をよく聞きますよね。
一方で、英語圏のお店では多くの場合、こう声をかけます。
May I help you ?
訳すると「何かお手伝いしましょうか?」です。
日本では、服や靴を選んでいるお客様を見つけて
「 何かお手伝いしましょうか?」
とは言わないですよね。
それは、服屋に来ているのだから「服(モノ)を買う」という前提があり、その上での、親切かつ効率的なアプローチなんだと思います。
ただ、その一方で
私はこの “May I help you?” という言葉にも、すごく魅力を感じます。
なぜなら、主導権がお店側ではなく、あくまで「お客様」に移るからです。
だからこそ、お客様から
“Yes, please. I’m looking for a gift for my friend.”
(あ、はい。実は友達へのプレゼントを探していて…)
なんて言葉が返ってくるかもしれません。
「買うor買わない」ではなく、
「自分が今、何に困っていて、何を手伝ってほしいか」をお客様が自然と口にできる空気感が、この一言で作られるのだと思います。
子供が「大丈夫、自分で起きます」と動き出したのも、まさに自分で決める主導権を握れたことで、アクティブなスイッチが入ったからではないかと思います。

大切な人との関 係を強める
ブランディング戦略の最たる目的は
「顧客に選ばれ続け、深く愛されること」です。
そして、ここでも
「May I help you? (何か私にお手伝いできることはありませんか?)」というマインドセットは非常に大きな効果を発揮します。
皆さんは、いつも自分の商品やサービスを購入してくれる顧客のニーズを「きっとこうだろう」と勝手に決めつけていないでしょうか?
顧客が抱える課題や要望は、日々変化し続けます。
万が一その前提がズレた時、相手にとっては「押し付け」になり、心のシャッターを閉ざしてしまいます。
ですので、常に継続的な顧客とのコミニケーションや情報発信を積み重ね、
「何か私にお手伝いできることはありませんか?」という「観測気球」を飛ばしておくことが大切なのです。
そして、相手に「この人、この会社は、自分の話をちゃんと聞いて、味方になってくれる」そう感じてもらえる関係性を築くことこそが、強いブランドを作っていくのだと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ぜひ、今日から あなたのお客様、一緒に働く仲間、友人、家族など目の前の人に
「何かお手伝いしましょうか?」と声をかけてみてください。
