- ateliercedar
- 2024年12月5日
- 読了時間: 5分
更新日:4月7日
3眼スマホ撮影テクニック|京都観光編
(iPhone 13 Pro 作例)

皆さん、こんにちは!
私が住む関西では、美しい紅葉が見頃の季節となりました。
そこで先日、娘と2人で日帰りの京都観光に出かけてきました。
今回のコラムでは、その際に撮影したiPhone 13 Pro の 作例写真をもとに3眼スマホの活用方法をご紹介します。
良質な資料作成やコンテンツ制作にオリジナルの写真は必要不可欠です。
撮影テクニックを身につけるだけで、何十万円もするカメラを購入したり、プロのカメラマンに依頼しなくても、皆さんがお持ちのスマートフォンで視聴者を惹きつける素晴らしい写真を撮影することが可能です。
仕事・プライベート問わず、多くの方に役立つ内容だと思いますので、ぜひ最後までご覧ください!

目次

1.3眼スマホのしくみ
3眼スマホのレンズは、超広角、広角、望遠の3種類で構成されており、ボタン1つで簡単に切り替えが可能です。
画面を指で広げるピンチアウト操作で拡大することもできますが、この方法では場合によってデジタルズームが使われることがあります。
デジタルズームでは画質が低下することがあるため、必要な倍率に応じてレンズ切り替えボタンを利用するのがおすすめです。


2.広大でダイナミックな表現の超広角レンズ
超広角レンズは、その名の通り非常に広い範囲を写せるレンズです。
例えば夕日と清水の舞台を一緒に収めたい場合、広角レンズでは画角が足りず太陽がフレーム内に入らないことがあります。
そんなときに超広角レンズへ切り替えると画角が広がり太陽も含めて撮影することが可能になります。
このように超広角レンズを使えば、建物の全景を一枚に収めたり、雄大な自然や広がる景色を最大限に写し取ることができます。

広角レンズには便利な点が多い一方で、いくつかのデメリットもあります。
その1つが広い画角を実現するためにレンズの厚みに変化を持たせている点です。
具体的にはレンズの中央部分は厚く、周辺部分は薄く作られているため、周辺の画像が歪みやすくなります。
よくある問題として写真の周辺部分に写った人の顔が横に引き伸ばされることがあります。
特に超広角レンズを使用する際には、被写体の顔をできるだけフレームの中心に配置して撮影することで、この歪みを防ぐことができます。
広い画角を活かしながらも構図に注意することで、より自然で美しい写真が撮れるでしょう。

3.サッと取り出して
安全に映せる広角レンズ

シャッターチャンスは一瞬です。「撮りたい!」と思ったその瞬間、カメラアプリを起動してまずは広角レンズで1枚撮影しましょう。これが良い写真を撮るための第一歩です。
撮影後に余裕があれば、望遠レンズや超広角レンズを使い分けることで、同じシーンでもさまざまな表情を楽しめます。
また広角レンズはピントが速いのが大きなメリットです。
これはピントが合う範囲が広いため、被写体までの距離が少し変わってもピントが合いやすい特性によるものです。
これにより撮影時のミスが少なく、カメラの操作に慣れていない方でも、安心してきれいな写真が撮れるのも広角レンズの魅力です。
旅行や日常のスナップ撮影、動きの多いシーンなど、様々な場面で使いやすい万能レンズと言えるでしょう。

4.自分だけの感性を切り取る望遠
望遠レンズは遠くの被写体を大きく撮影できるだけでなく、背景がボケやすい特性を持っています。
そのため人物、ペット、スポーツなどのシーンで広く活用されています。
しかし、観光地での撮影においても望遠レンズならではの利点がありますのでご紹介いたします。
望遠レンズの最大のメリットは高い場所や遠くの被写体など近寄れない場所でも撮影ができる点です。
例えば遠くの紅葉が美しいと感じても、その場所まで歩いて行くには距離があり、同行している人のことを気にして撮影を諦めてしまうこともあるでしょう。
しかし望遠レンズを使えば、その場で撮影のチャンスを逃すことなく素晴らしい瞬間を記録することが可能になります。
また超広角や広角レンズは、中央の被写体が小さく見えるため、印象的な被写体を中心に配置すると、その存在感が薄れてしまうことがあります。
対照的に、望遠レンズは歪みが少なく、被写体を力強く表現することができます。

望遠レンズは画角が狭いため、狙った被写体以外のものがあまり映り込まないという特性があります。
このため撮影時にアングルに迷いにくく、より集中して被写体を捉えることができます。
結果として思い通りの構図を実現しやすく、撮影が楽しくなります。

5.まとめ
私は3眼スマホを使う以前、旅行に行く際には一眼レフカメラを使用していました。
大きな高倍率ズームレンズを首からぶら下げていたため、旅行の目的が写真撮影に偏っていました。
しかしカメラを持ち歩かなくなると準備や管理が無くなり、精神的にも時間的にも余裕が生まれるようになりました。
3眼スマホをお持ちの方や、これから購入を検討している方は、ぜひ本記事を参考にしていただき、充実したフォトライフを楽しんでいただければと思います。
【著者】
アトリエ シダー
ディレクター 中江 荘一
ホームページやムービーを中心に様々なコンテンツの製作を行なっています。
「伝わる・使える・続くコンテンツ」をモットーにクライアント様が抱える問題点や課題に対し、最適な施策をご提案いたします。